真空蒸着の材料について(ARコート、ミラーコート)

真空蒸着の材料とは

真空蒸着で大切なことは「どんな材料を基板に付着させるか」です。
例えば、鏡のように反射率が高い物は金属(アルミニウムなど)の光沢を利用しているケースが多いです。また、メガネなどに使用されているARコート(反射防止膜)などは、SiO2などの酸化物をミルフィーユのように何層にも重ね作成して行きます。この時、材料の「屈折率」と「各層の厚さ」を設計することで、様々な規格への対応が可能になります。

材料の種類

金属

金、銀、銅、アルミニウムなど、様々な金属を蒸着により基板に付着させることができます。金属には金属光沢と呼ばれる光を反射させる性質があるため、ミラーコートに使用されることが多いです。ただし、可視領域(人の目で見える波長域)では反射率が高くなりますが、金属によっては可視領域では低反射になる物もあります。

酸化物

酸化物とは酸素と他の元素との化合物のことです。蒸着では一部の酸化物を使用しています。例えば、SiO2、Al2O3、TiO2、ZrO2などがあります。
酸化物はそれぞれ異なる屈折率を持っているため、ミルフィーユ状に材料を重ねていくと様々な付加価値を生み出す事ができます。ARコート(反射防止膜)を始め、層を多くするとバンドパスフィルターやミラーも作成可能です。

膜設計の手順

膜設計を行う際の流れを説明します。

  1. お客様のご要望(規格)をヒアリングします
  2. ヒアリングを元に使用する材料を決めます
  3. 材料の順番や厚さを計算し、規格をクリアするようにします

ちくま精機の真空蒸着

ちくま精機の真空蒸着はUV領域~IR領域や反射膜、反射防止膜まで様々な膜をご提供しております。

紫外線(UV)、紫外線(UV)

紫外線(UV)、紫外線(UV)とは、人が目で見える光よりも短い波長の光です。紫外線は波長によって、UV-A、UV-B、UV-Cに分かれます。ちくま精機では主にUV-Aのコートを作成しています。

赤外線(IR)、赤外線(IR)

赤外線(IR)、赤外線(IR)とは、人が目で見える光よりも長い波長の光です。赤外線は、波長によって、近赤外線、中赤外線、遠赤外線に分かれます。ちくま精機では、近赤外線、特に通信波長帯と呼ばれる光通信に使用される波長のコートを作成しています。

まとめ

ちくま精機ではお客様のご希望に沿った膜をヒアリングし、それに適した真空蒸着の材料をご提案いたします。反射や透過など、欲しいイメージを伝えて頂ければ材料選定、膜設計を実施し、お客様の「欲しい」を具体的な膜にします。ちくま精機の真空蒸着についての詳細は真空蒸着の設計・試作・量産ページをご覧ください。真空蒸着の概要については 真空蒸着とは のページをご覧ください。

真空蒸着のお困りごとがありましたらお気軽にご相談ください

 

この記事を書いた人

召田(真空蒸着)

ちくま精機 真空蒸着。膜についてのお困りごとがありましたらお気軽にご相談ください。具体的な内容でなくても「膜のプロ」の視点から問題解決にアプローチいたします。

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