光学薄膜・光学設計・真空蒸着の設計について

真空蒸着(光学薄膜)の設計とは

蒸着は薄膜を作成する方法の一種です。薄膜を作成すると言ってもただ膜をつけるわけではありません。例えば、カラーフィルターの赤色と青色を重ねて光を透かすと紫色になりますよね。これは、赤色と青色の2層が重なって色を生み出しています。

光学薄膜をコーティングすることによって機能性や付加価値をつけることが蒸着の目的です。お客様が求められる用途や機能、規格にそった膜設定が必要であり、真空蒸着の腕の見せ所でもあります。

真空蒸着(光学薄膜)設計の種類

ARコート

ARコート(反射防止膜)は、反射を防止するための膜です。メガネなどに使用されます。

ミラーコート

反射率の高い膜の事。一般的にアルミニウムや銀などの金属を使用します。

撥水コート

雨などを弾くことができるコートです。防汚にも効果があります。

膜設計の手順

膜設計を行う際の流れです。

  1. お客様のご要望(規格)をヒアリングします
  2. ヒアリングを元に使用する材料を決めます
  3. 材料の順番や厚さを計算し、規格をクリアするようにします

ちくま精機の真空蒸着

ちくま精機の真空蒸着は、UV領域~IR領域や反射膜、反射防止膜まで様々な膜をご提供しております。

紫外線(UV)

紫外線(UV)とは人が目で見える光よりも短い波長の光です。
紫外線は波長によって、UV-A、UV-B、UV-Cに分けることができます。
ちくま精機では主にUV-Aのコートを作成しています。

赤外線(IR)

赤外線(IR)とは、人が目で見える光よりも長い波長の光です。
赤外線は波長によって「近赤外線」「中赤外線」「遠赤外線」に分けられます。ちくま精機では、近赤外線、特に通信波長帯と呼ばれる光通信に使用される波長のコートを作成しています。

まとめ

ちくま精機の真空蒸着は、お客様のご要望をヒアリングしてお客様専用の膜設計を実施しています。ちくま精機の真空蒸着についての詳細は真空蒸着の設計・試作・量産ページをご覧ください。

真空蒸着のお困りごとがありましたらお気軽にご相談ください

「蒸着ってなに?」という方でも、ご希望のイメージがあれば対応が可能ですので、お気軽にご相談頂ければニーズにあった膜をご提案いたします。

 

この記事を書いた人

召田(真空蒸着)

ちくま精機 真空蒸着。膜についてのお困りごとがありましたらお気軽にご相談ください。具体的な内容でなくても「膜のプロ」の視点から問題解決にアプローチいたします。

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