基板設計「アートワーク」について
基板設計「アートワーク」とは
広い意味で言うと電子回路を構成するプリント基板の設計を指します。基板設計を「パターン設計」「アートワーク設計」と呼ぶこともあります 。私たちの身の回りにあるあらゆる電子機器は電子部品が搭載された基板が内臓されており、電子回路の構成において欠かせない分野です。
基板設計(アートワーク)
電子回路に使われるプリント基板のデザインを考える工程です。プリント基板状のどこに各電子部品を配置するか、どう配線を引くかなど回路図、基板外形図、部品表、ネットリストのデータに沿って設計していきます。
アートワーク:芸術作品
プリント基板という広いキャンパスにパターンやシルクを自由に描くことから、芸術作品の意味を持つアートワークが由来。
基板設計と回路設計の違い
基板設計には「基板設計」と「回路設計」の二つの工程があり、どちらか一つ欠けても基板は完成しません。基板設計には「回路設計で設計された回路図を元に」「実際の基板デザインを作成する」という工程が必要になります。
基板の「回路設計」とは
回路設計とはさまざまな電子部品が正常に動くよう電子回路を設計する作業です。
基板設計をする上で必要となる回路図、部品表の作成をします。
回路設計には大きく分けて「アナログ回路設計」と「デジタル回路設計」の二つに分類されます。
ちくま精機の基板設計と強み
「基板の設計 → 実装 → 検査」までワンストップ
ちくま精機ではお客様の仕様に基づき回路設計、基板設計を行っています。
基板の設計だけでなく、基板実装ラインも保有していることが強みです。
「基板の設計 → 実装 → 検査」までワンストップでご対応いたします。
基板設計の実績例
大手液晶パネルメーカー(液晶パネルの検査装置の基板)
ちくま精機の基板実装設備
設備 | 台数 | メーカー、備考 |
SMT実装ライン | 1ライン | ・最大基板サイズM基板 (50mm×50mm~250mm×330mm) ・チップサイズ0603まで対応可能 |
半田印刷機 | 1台 | Panasonic |
印刷外観検査機 | 1台 | CKD |
高速モジューラマウンタ | 1台 | Panasonic |
リフロー炉(N2対応可) | 1台 | タムラ製作所 |
半田外観検査装置 | 1台 | OMURON (インライン) |
半田外観検査装置 | 1台 | YAMAHA (アウトライン) |
X線透過装置 | 1台 | 島津製作所 |
リワーク機 | 1台 | ersa |
まとめ
大手液晶パネルメーカーの液晶パネルを検査するために必要な基板設計に長年携わらして頂いております。そこで培ったノウハウを生かしてお客様のお困りごとに専門のスタッフが丁寧にご提案させて頂きます。ちくま精機の基板サービスについての詳細は基板の設計・実装・リワークページをご覧ください。
基板の設計・実装・開発についてお気軽にご相談ください
多品種小ロット対応ができ、鉛フリー化を実現しています。リワーク装置も保有しており、各種電子部品の交換修理が可能です。基板の設計や実装、検査でお困りの企業様はお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
丸山(基板の設計・実装・リワーク)
ちくま精機 製造部門 製造一グループ。基板の設計から品質検査までワンストップでご対応いたします。また、部品交換などリワーク業務にも柔軟にお答えします。どんな些細なことでも各部門の経験豊富なスタッフがお客様のお困りごとに丁寧に対応し、ご満足いただけるサービスを提供いたします。よろしくお願い致します。